投資とは?世界一わかりやすく詳しく徹底解説

投資って何?ギャンブルじゃないの?大金が必要なんでしょ?失敗したら借金背負うんでしょ?そんな危ないものに手を出してはいけない!などと、「投資」という言葉にアレルギー反応を起こす人が多くいるように感じます。

しかし投資とはもっと単純なものです。難しく考えず単純に、わかりやすくかつ詳しく徹底解説していきます。

「投資で成功したら大富豪・失敗したら借金地獄」は大ウソ

投資のイメージとして、一発大博打なイメージを持っている人がいます。しかし、100万円が一朝一夕で1億円!なんてことは基本的にありえません。

一般論でに投資リターンは年利4〜5%程度と言われていて、100万円を1年間運用しても5万円の運用益にしかなりません。仮にあなたが1億円のお金を持っていれば年間の運用益で500万円になるので不労所得で生活可能ですが、1億円の資産を持っている人なんてほとんどいませんよね。

それならなぜ投資をするのか?それは、100万円は1年後に105万円ですが、10年後には160万円、30年後には430万円と複利効果を働かせることで指数関数的にお金を増やすことができるためです。

複利と単利の違い
複利と単利の違い

上記の表は、100万円を貯金した場合(金利0.001%)と、年利5%で運用した場合の30年間の違いを表すグラフです。約15年で200万円、23年で300万円と右肩上がりに伸びるのが複利の効果です。

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投資の基本「複利」と「単利」を理解しよう

投資は一発逆転のための大勝負ではなく、手堅く運用することもできるのです。当サイトでは、このように一発勝負ではなく手堅く運用していくことを推奨しています。

「借金を背負う投資」と「損しない投資」

一発逆転はありえないと言いましたが、一言で「投資」と言っても様々な投資対象と投資方法があります。実際には一発逆転はないにしても10連発成功させれば逆転できる投資方法もあり、上手くいけばもっと短い時間軸で大金を手にすることもできます。極端な二つの例を挙げてご紹介します。

無一文になる可能性のあるFXのレバレッジ取引

無一文になる可能性のあるFXのレバレッジ取引

詳細は後の章に譲りますが、FXとは為替取引の事を言います。1ドル100円で買って円安になったらその1ドルを110円で売って差額の10円を儲けるのがFXです。

FXの特徴はレバレッジ取引ができる事で、100円しかなくても5倍(500円分)や20倍(2000円分)の取引をすることが出来ます。

例えば20倍のレバレッジ取引とは、100円の証拠金(口座残高)で1ドル100円を2000円分買って20ドルにすることができます。円高になり1ドル90円になると、円換算すると20ドル×90円で1800円となり、差額200円の負けとなります。そうなると証拠金よりも負け分が多くなり無一文になります。

為替の変動は政治家の発言や国際経済など様々な要因で変動するため予測が大変難しく、失敗したときのリスクが大きい投資方法です。

損しない投資はズバリ債券

損しない投資はズバリ債券

債券で一番有名なのは国債です。国が発行する債券は、定期預金に似た仕組みで規定の期間国にお金を預ける事で利息を受け取ることができます。

極論、国が破綻しない限り損することはない投資方法です。国が破綻した際にはそもそも貯金も価値がなくなります。

実は銀行預金も投資?

実は銀行預金も投資?

「お金は銀行に預けておけば安心」という印象がありますが、銀行預金で担保されるのは1,000万円までです。仮に銀行が倒産すると1,000万円以上の部分は返ってきません。

銀行も株式会社であり営利団体であるため、私たちが預けたお金を企業に融資したり住宅ローンで貸したりすることで運用し利息で稼いでいます。

昨今の超低金利時代では金利は0.001%程度ですが、元々は銀行に預けていると数%の利息を受け取ることが出来ました。これはお金を預けて、銀行に運用してもらい、利息を受け取るという投資にほぼ等しい仕組みです。

投資とは助け合いとリスク分散

元々投資とは助け合いの精神とリスクを分散するために生まれた仕組みです。投資が生まれた経緯を知ると理解しやすいので、成り立ちからお話しします。

投資の始まりは400年前の貿易エコシステム

投資の始まりは400年前の貿易エコシステム

約400〜500年前、船で海を渡って貿易を行なっていました。しかし当時、難破(遭難)や海賊、疫病などで船で海を渡って貿易を成功させるのは大変困難でした。(成功確率は20%という噂も)

多くの人はそんな命を投げ打って貿易を行いたくないと思いますが、貿易に成功すると大きな富を得ることができるが故に一発逆転を狙った人々が夢を持って(命をかけて)航海へと臨んでいきました。

航海するには船の手配から移動中の食料など、多額の費用がかかりました。そのため、お金を持っている人々はお金をだし、お金はないけど勇気のある人が船に乗って命をかけて航海へと出て行きました。貿易が成功して富が入った時には山分けする仕組みです。

これが投資(株式)の始まりです。

お金を持っている人はお金を投資をし、お金がなくても勇気のある人がチャレンジすることのできる仕組み。出資した人たちは出資金以上の損をすることはなく、チャレンジした人は自分の夢に向かって尽力し、成功したら成果は山分けする、これが有限責任と言われる株式会社の始まりとなる貿易のエコシステムです。

つまり、人にお金を預けることが投資です。その人が上手くお金を増やすことができたらその分配金(配当含む)を受け取ることができるという単純な仕組みです。

現代で言えば、知人が「起業したいからお金を貸してくれないか?俺が儲かったらその分色をつけて返すから!」という感じですね。そう言われても出資できないのがほとんどじゃないでしょうか?

当時の投資は失敗確率80% or 成功確率20%の一か八かのギャンブルでしたが、現代の一般的な投資はどうでしょうか。

一般的な投資対象はほぼ破綻しなくなっている

私たち一般人が投資できるのは、株式を始め国債やFX・不動産などがあります。

株式では、日本で言えば東京証券取引所が一定の基準を満たした安全な経営を行なっていると認められた上場企業のみにしか投資はできません。国債やFXは国家、不動産は土地や建物なので、基本的にゼロになるリスクは非常に低いのが特徴です。

もちろん銀行が破綻したとか、ギリシャが破綻しそう、大地震によるマンションの倒壊など色々なことが起こりうるのですが、400〜500年前のような一か八かとは全く違います。

投資はポートフォリオを組んでリスク分散するのが定石

一般的に投資を行う場合は、複数の銘柄に投資(ポートフォリオと呼ばれる)します。1点買いであればリスクが伴いますが2つ3つ、10・20と投資対象を増やすことで投資先の破綻した時のリスクを減らします。

昨今では投資信託と呼ばれる専門の投資会社が分散投資を行い、その専門投資会社(投資信託)に投資するという形式が増えてきました。

私たち株や経済の素人が選んで投資するよりも、専門機関に任せた方が安心なのは火を見るよりも明らかです。

現代にある投資商品の種類

私たちが投資できる商品にはいくつか種類があります。これらの種類をご紹介します。

株式投資

一番一般的なのが株式投資。ここまでにも出てきたように、経済活動を行う企業に投資する方法です。あなたがソフトバンクがこれからもっと大きくなる!と思えばソフトバンク株を買うことができます。東京電力がこれからもっと人気になると思えば、東京電力の株を買うことができます。

債券投資

債券(さいけん、英: Bond)とは、社会的に一定の信用力のある発行体が資金を調達する際に、金銭消費貸借契約類似の法律関係に基づく金銭債権の内容を券面上に実体化させて発行する有価証券のこと。広義には券面が発行されない場合も含む。おもな発行体には国、地方公共団体、政府関係機関、特殊金融機関、企業(事業会社)などがある。債券のことを公社債と呼ぶこともある。債券を公共債・民間債・外国債と分類することがある。

出典:wikipedia「債券」

債券とは国や企業が借金をするために発行する証書のことで、各発行団体が返済を担保している投資商品です。基本的には元本+利息で返ってくる投資商品なので、基本的に損することはなく、損しない代わりに利回り(利益)も少なくなっています。

円貨建債券 個人向け国債
円貨建債券 個人向け国債

出典:SBI証券「円貨建債券 個人向け国債」

現時点では個人向け国債では年利0.05%程度に設定されています。

SBI証券 販売中の円貨建債券
SBI証券 販売中の円貨建債券

出典:SBI証券「円貨建債券」

社債は現時点で花王やソフトバンクグループなどが発行していて、利率はそれぞれの企業が設定しています。

商品投資

商品とは、金・銀やプラチナなどがわかりやすい例です。金を購入して現物で持っておくことで、いつでも現金と交換することができます。今後、金が値上がりすると思ったら今のうちに買っておくと良い商品です。

不動産投資

不動産投資とは、土地や一戸建て、ビルやマンションとそれらを分譲で購入し、誰かに貸す又は売る投資です。分譲マンションの投資は昨今増えています。

為替(FX)投資

外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex (Foreign exchange) と呼ばれることが多い。また、日本では、投資商品としては、外国為替証拠金取引と差金決済取引 (CFD) は区分されているが、実際は、外国為替証拠金取引は差金決済取引 (CFD) の一種でもある。

出典:wikipedia「外国為替証拠金取引」

FXは為替差を利用した投資方法です。常に変化し続ける為替の先を読み、各国の外貨を売買します。

FXの特徴は先にもあったレバレッジ取引を行うことができることと、売り注文からすることができる点です。

売り注文とは、株式等は買うことから始まりますが、FXでは先にドルを売って、あとで買い戻すということができます。

投資の利益の種類は「売買益」と「運用益」

投資で利益を得る方法は2通りあります。

「売買益」とは、売った際(又は買った際)に発生する利益のことです。今まで例に出ていたFXがわかりやすいですが、外国為替を購入し、売却した際の為替差益が売買益となります。投資商品のほとんどには売買益が発生します。

「運用益」とは、運用した際に発生した利益のことです。例えば不動産を購入して誰かに賃貸で貸す場合、それは運用益として発生します。不動産はのちに売却した際に「売買益」も発生することになります。

投資方法の種類

投資のスタイルも様々です。いくつか代表的な例をご紹介します。

長期投資と短期投資

長期投資とは、金融庁も確定拠出年金などで推奨している投資スタイルで、長期で運用商品を保持して運用益を稼ぐスタイルです。基本的に投資後は放置し、時間と共に損益が変化するのを見守るだけなので、特に投資に時間を割く必要はありません。

短期投資とは、先に挙げたFXのレバレッジ取引のように、数分〜数時間で売買を行なって売買益を稼ぐ方法や、不動産を購入した後賃貸には出さずにそのまま売却する方法です。短期での取引はタイミング次第で損益の利幅が大きく変わる可能性があるので、専業で行える人に向いています。

現物取引とレバレッジ取引

現物取引とは、自分の出資額を投資する方法です。株式投資では自己資金の範囲内で投資を行います。これを現物取引と呼びます。

レバレッジ取引では、FXのように自己資金にレバレッジ(てこの原理)を利かせて投資を行います。

不動産投資の場合、銀行から借り入れを行なって購入するすることが多いので、こちらもレバレッジを利かせていることになります。

レバレッジ取引は自己資金以上のお金を扱うため、リスクは高くなる反面リターンも高くなります。

リスク・リターン別の投資方法

リスク・リターン別の投資方法

ハイリスク・ハイリターンな投資

ハイリスク・ハイリターンな投資の代表格はやはりレバレッジをかけたFX(為替投資)です。レバレッジを利かせてリスクを取ることができるので、リターンも多くなります。為替の変動は激しいので短期での売買を行うデイトレーダーが多く存在します。

選挙やアメリカ大統領の一言でも大きく変動することがあるので、常にトレードの目を光らせておく必要があります。

一発逆転を狙いたい!という方はFXのレバレッジを利かせた投資で勝負すると良いでしょう。

ミドルリスク・ミドルリターンな投資

ミドルリスク・ミドルリターンなら株式投資商品投資が良いでしょう。これらは相場を読む力が必要で、自力で運用する必要があります。多くのプロ投資家が混在する市場なので、一定の知識がないと難しいかもしれません。

また、不動産投資もミドルリスク・ミドルリターンな投資だと考えられます。不動産購入費用を借り入れするところがリスクですが、長く運用できる地域でかつ比較的安い価格で不動産を購入することが出来れば間違いなく勝てる分野です。

ローリスク・ミドルリターンな投資

リスクを低く、ミドルリターンを得たいのであれば、投資信託が向いています。投資信託は最初に投資先を決めるだけで、あとは投資信託に任せきりです。

投資信託会社は、株式や債券、REIT(不動産)への投資を行なっています。投資信託の特徴は、投資信託自体が複数の投資先を持っているため、投資信託に投資すること自体がリスク分散になります。各商品ごとに投資内容が違いますので、それらの特徴を掴んで投資するのがオススメです。

大きな利益は見込めないものの、一度投資したら基本的にやることはありません。数十年の単位で運用し、複利を働かせて時間の経過を待つのが基本スタイルです。

ローリスク・ローリターンな投資

ローリスク・ローリターンな投資は債券です。債券は購入後、規定の期間(1年や5年)持ち続けるだけで利息を受け取ることができます。運用等行うことはありません。

投資とは国や企業・モノにお金を一時的に預けて運用すること

投資についてわかりやすくかつ詳しくまとめてきましたが、今までの投資の概念は変わったのではないでしょうか?

投資しても借金を背負うことはないし、一攫千金もありません。お金に働かせるための手段でしかありません。

まずは証券会社の口座を開設してみるとより具体的なところが見えてきますので、まずは口座開設してみてはいかがでしょうか。

 

 

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